>電光掲示板の動かし方

>電光掲示板の作り方を紹介したのであれば、動かし方まで紹介しないと無責任ですよね。

というわけで動かし方です。
ソースコードの公開は希望があれば、ということにします。

LEDの点灯には、「ダイナミック点灯」方式を採用しています。
SH-2Aからの出力でそのままLEDを光らせているため、一気に光らせるとおそらく、というか絶対に電流不足で電源が落ちます。
なので、同時に光らすのは16個までで済むダイナミック点灯を採用しました。

まず、ダイナミック点灯方式について。
ダイナミック点灯は、LEDによってマトリックスを作る事によって制御します。

例えば上のような回路があります。

まずA1~A4をLow、K1~K4をHighにします。この状態では何も光りません。

次にA1をHigh、K1をLowにします。すると、LED1の端子間に電位差が発生するため発光します。
また、A2をHigh、K1,K4をLowにすれば、LED5,LED8が光ります。

これが基本的なシステムです。

具体的に複数の縦列を制御するにはどうするか。

もちろん、1行目を表示→2行目を表示→3行目を表示→4行目を表示→1行目を表示→2行……
という流れです。

これをマイコンによって高速に動かします(僕の場合1秒間に数万行ぐらい描画するペース)

といってもあまり速過ぎると(1秒間に数千万行ぐらい)電流が流れるタイミングが無くて全然光らないということになるのでご注意を。
遅いと目が痛くなってきます。

これで文字が表示できます。

みなさんも作ってみてはどうですか?ぜひ作ってみてください!

>電光掲示板の作り方

>ブログの訪問者が減ってきてさすがに焦ってきたので、真面目なことを書きます。

このブログで紹介している電光掲示板の作り方について。

まず、裏の配線について。

裏の配線はこれが半分。

アノード側を全部縦に繋げています。

完成基板の方は横にもカソードを配線しています。

ここで大きな問題が……
普通に繋げるとメッキ線同士が接触します。

まず一つ目の案。「メッキ線を浮かせる」
→メッキ線がもったいない、接触の可能性が高い

2つ目の案。「波縫いのように、アノードの配線の部分はコードをオモテ面にまわす」
→この基板が両面基板のため、結局接触してしまうことが判明。

最終的に、アノードの配線の上にテープを貼って、その上から配線をすることにしました。
上の写真では左側のみテープが貼られています。

ここでまたまた問題が。
初めセロハンテープを使っていたら、セロハンテープが半田ごての熱によって溶けて配線同士接触することが判明。
紙テープを使いました。

ちなみに回路図は

これで一文字分、16*16ドット。

上の16本と下の16本、別々にマイコンの汎用I/Oというか出力ポートに繋ぐだけです。

正直なところ、電光掲示板の配線はこれだけです。

あとは制御、プログラミングの腕にかかります。