ロボカップジュニアジャパンオープン2012を終えて

昨日、ロボカップジュニアジャパンオープンに出場してきました。サッカーVer.Bです。チーム名は「京」

僕としては初めての全国大会です。

 

参加者は「昨日」で気づくと思います。予選落ちです。

予選は20チームが5チームずつ4リーグに分かれての総当たり戦です。そして各リーグの2位までが決勝リーグに進むことができます。

そして結果は予選リーグ3位…でも、やりきった感あります。

 

書きたいことが4つあるので、4段落に分けて書きます。
目次:
1.全国大会で最初に感じたこと
2.全国大会での敗因と対策
3.全国大会についての愚痴
4.最後に全国大会についておもったこと

 

以下の話において勝手に色々なチームの評価・批判をする無礼をお許し下さい。

 

まず、全国大会で最初に感じたこと。

29日、全国大会前日は会場が練習場になっていたので、調整などが出来ました。

レベルに驚きました。2年前(前回洛星が出た時に見に行った)とは格が違います。

みんなロボットが綺麗です。カッコ悪いロボットなんてほとんどいませんでした。

ロボカップサッカーB参加者には結構テンションの上がる写真なんじゃないでしょうか?有名チームを紹介すると、左上にいるのがMロボッツ、その手前にいるのがKURUMIRAです。

(ちなみに、開放フィールドが1つな上、ロボットが多すぎて何も調整できませんでした(笑)超音波センサは干渉するし、フィールド上にみんな別々にボール置くし)来年も期待はしないほうがいいと思います

 

次に、自分たちの敗因及び今後の対策

今回負けた原因は何よりオムニです。(もちろん他にもありますが)
ロボカップのサッカーにも”ルール”があって、イエローカード・レッドカードなどもあります。
僕らは、ジャパン・オープンの第一試合で、いきなりイエローカードを出してしまいました。理由は「 カーペットを削る」ため。
イエローカードが出ると、対策をするまで試合に出れなくなります。でも場所は本番の会場であり、ま た次の試合までの時間も限られています(30分程度)
そこで僕らのとった対策は、
1.オムニをモーターで回しながらヤスリをあてて角をなくす
2.速度を落とす
……確かに、カーペットは削らなくなりました。でも、滑る滑る……ダイセンオムニにものすごい勢い で押されました……
速度の問題も、ものすごく遅くて、ボール運んでる途中に相手に気づかれ、その上に押されてロボット ごと逆戻り……
イエローカードに焦りすぎて、2試合目は速度を落としすぎて片方がほとんど動かないという始末……
散々でした……

 

次に、全国大会についての愚痴。読み飛ばしてください
開会式や試合中に、ロボカップ精神・スポーツマンシップなどとよく言われますが、今回試合をしていて、やはりそういう道徳的・倫理的な考えは試合の前提になければならないものだと再認識しました。
試合中「そのロボット動いてますかー」「プッシング」などと必要もないのに連呼したり、改善された後も相手のミスを執拗に問い詰めているチームがありました。

そんなことをして勝ったとしても、嬉しいのでしょうか?
……以上、愚痴でした。

 

ここからが一番重要な話で、「今年のロボカップについて思ったこと」です。

今回の大会を見ていて思った僕の感想は、「あまり面白くなかった」です。理由は2つです。

1.自作派が不利であったこと

2.速度が命であったこと

オムニまで自作しているチームは、自分たち含め基本的に、「カーペットを削る」「すべる」という状況に陥っていました。ZEROさんは新オムニにしていたのですが、滑ったため結局去年のオムニに換装していました。

そんな中、ダイセンオムニだけが綺麗に走る……あの準優勝のZEROさんの自作オムニもダイセンオムニにすごく押されていました。

おそらくカーペットをダイセンが選んだものを使っていたのが原因でしょうが、すこし不満です。負けた僕がいうと負け惜しみにしかならないかもしれませんが、たしかに感じたことです。

でもapigoal NEOさんのオムニはすごかったです。ダイセンのオムニも押してました。

 

速度については、

KURUMIRAさんはすごいです。速度が速いだけでは勝てないチームでした。決勝戦でも17:2という圧倒的な強さを見せてくれました。

でも、宗高アマテラスさんなどは、速いだけですごく制御が雑でした。フィールドの破壊も甚だしかったです。イエローカードも多くもらっていました。でも、順位はかなり上位。

でも、そんなチームより、M Robotsさんなどの方がすごかったと思います。
練習を見ただけなのですが、ボールを取ったら超音波で位置を測って、ゴールの方を向いてシュートし ていました。かなり精度よかったです。でも、速度が速くなかった。多分それだけです。

 

もちろん大会に参加しているのはすごく楽しかったです。でも、先述の点について、「あまり面白くなかった」とも言いたいです。

順位よりも技術力を評価する高専ロボコンなども、別の意味で面白いですよね。

 

僕は来年は自分は高3になるので、後輩が受け継ぐことになります。

受験勉強をしなければいけません。

気持ちを切り替えられるのか不安な部分はありますが、受験終わってからロボカップに参加したいなーとも思っていますが、やはり今後の人生を決める受験はしっかりしないといけないので、2013年大会は涙ながら、諦めることになりそうです……

 

そういえば、今年はダイセンがロボカップジュニアのスポンサーから外れていました。審判にもダイセンの社員はいなかったです。経営不振でしょうか?

今年まではダイセンが「できるだけ関西での実施を」と言っていたので、今回も含めて全国大会は関西での実施だったのですが、もしかすると来年は関東や九州などでの実施の可能性がありますね!

ジャパン・オープン

今年は久々に(2年ぶりに)
洛星から全国大会に出場することが決定しました!
京滋奈ブロック大会4位です。ビミョーです

種目はサッカー、Ver.Bです。
チーム名は「京」

京とかいて”きょう”と読みます。

チーム名は
・スーパーコンピュータ「京(けい)」のように世界一を目指して
・LOVE 京都
という2つの理由からです。

今回の大会に使うロボットの動画は

・シュート力テスト

・実機で画像解析

・ジャイロセンサ和分テスト

・ゴールの方向を向く

・今年もとりあえず回転してみた

・サッカーロボットでテトリス

・京滋奈ブロック大会準決勝前半

・京滋奈ブロック大会準決勝後半

です。