>オムニホイールの金属versionを作りました。
前回の記事で金属ホイールの存在だけ紹介していましたが、実際につくってみたものがこれです。
ローラーの材料は学年章の裏で作りました。
学校にある購買部に行って
「校章の裏だけ400枚、10000円で売ってくれ」
と頼んでみました。しかし失敗。
しかし事務室に行くと、安く、特注品を作ってくれる会社に注文してくださいました。
納期も9/13と言っていたのにもう届きました。本当にありがたいです。
これで209個あります。
残りの209枚はロボット研究部のもう一つのロボカップチームが持っています。
あと、「下さい」と頼んだときにくれた方々、本当に感謝します。
偽物とはいえ手に入ったので、このままもらっておくのは大変悪く感じます。
ので本物の方を返します。ご迷惑をおかけしてすみませんでした。
作り方は今までと大して変わりません。違うのは、ローラーの数が20に増えたということだけです。
使用してみた感想として、
カーペット、紙など、繊維質のものに対するグリップ力が半端ないです。ゴムなんかとは比べ物になりません。
逆に、普通の廊下などに対するグリップ力も逆の意味でハンパないです。
うん、全く当たっている気もしません。
金属を使えば値段は2倍程度になって500円ぐらいにまでなりますが、
これは非常にいいと思います。
フィールドBの人は絶対に金属ローラーですね。これでダイセンオムニという壁を越えました。絶対に。
>きれいな仕上がりですね。
こういう情報発信はすばらしいです。ロボカップジュニアは創造することをロボカッパーに求めていますからね。
金属ローラーとのことで、注意点としては、試合のフィールドを傷めないよう、モーターパワーを制御することですね。
シンガポール世界大会のサッカーB予選2日目に、中国のひとつのチームが、ペナルティエリア内のカーペットを、ロボットのローラーでケバ立たせてしまい、後半途中で指摘され故障扱い。結果復帰できずで、次の試合も辞退で5-0負けとなっていました。
近年パワー化が問題視されており、フィールドの汚損は今後も審判も対戦相手も注目する点です。
材質や構造の研究をぜひ続けてください。
>大変重要な情報をありがとうございます。
フィールドを毛羽立たせるだけで故障扱いですか……
昨年のJapanOpenではSpainのチームが毛羽立たせまくってましたが……たしかに、ギヤボックスの中などに絡んで迷惑そうでした。
壁を削るのはカバーでどうにか出来ると思って安心していたので、大変危ないところでした。
やはり旧バージョン(ゴム)も試合会場に持っていくことにします。